直流倶楽部 事務局

名称 直流倶楽部
設立 2007年12月1日
部長(代表者) 麻生義継
所在地 〒530-0041 大阪市北区天神橋1-4-13
TEL 06-6354-2950
FAX 06-6354-2948
メールアドレス info@sky-gr.co.jp
活動目的 太陽光、風力で発電した直流電気の利用を推奨し、それらがもたらす生活スタイルの変革を実現することを目的とする。詳しくは、直流倶楽部とは(設立趣意書)をご覧ください。

直流倶楽部 部長の紹介

麻生義継

氏名: 麻生 義継 (Aso Yoshitsugu)
生年月日: 昭和32年10月1日

私の専門は電気とバイオです。そして高校、大学と山岳部に所属して山に入っていました。この組み合わせは環境問題にかかわる必然性を持っています。

はじめは自然保護に関心が向き、次に自然エネルギーでの発電、そして廃棄物処理へと進みました。「エネルギーの入り口から出口まで」という標語を掲げて太陽光発電、風力発電、小水力発電、バイオマス発電などにかかわり、出口としてバイオの力を借りた生ごみ処理、畜産廃棄物のメタン発酵などにも取り組んできました。

次に「水と食料とエネルギーを市民の手に」を標語に市民が基本の自立循環型社会構築に対する活動にかかわってきました。現在は「24億人の光プロジェクト」を標語に世界のメジャーである未電化地域の24億人に自然エネルギーでの電力供給を目指して活動しています。

私どもでは現在いくつかの発展途上国での活動をしております。 マーシャル諸島、タイ、ベトナム、インドネシア、バングラディッシュ、モンゴル、スリランカ、ニューギニア等。そこで見たものは、まったく電気のない生活を送っている未電化地域の人々や、電線は一応来ているが、ほとんど電気が来ないか電気を止められた村々の人々でした。完全に電化され、使いたい放題に電気が利用できる我々には想像もできない生活ですが 世界にはこのような状況の生活をしている人々がおよそ24億人いるといわれています。そして、彼らが我々のように自由にエネルギーを使える日はおそらく来ないだろうと思われます。 しかし、家電製品は驚くほど世界の隅々まで行っていて、彼らもその存在は知っています。電気が手に入れば今より少し快適便利な文化的で衛生的な生活ができることを知っています。彼らは、日本やアメリカのような生活は知りません。 知っていてもそれが可能だとは思っていません。 ただ、もう少し快適便利な生活を望んでいるにすぎません。

20世紀の工業化に乗り遅れて、配電線から取り残された人々が24億人います。 これはある面から見るととても不幸なことのように見えます。 この不幸を取り除こうと支援に動いてきた国や人々がいました。しかし、私はこれはとても幸運なことだと思っています。 20世紀の工業化の末に私たち日本やアメリカ、西欧は持続不可能な社会に陥ってしまい出口が見えずもがいています。着地点はどこなのか最近になってやっと少し見えてきたような気がしますが、そこへ向かうのにまたまたもがいています。ところが、世界のメジャーは実は私たちではなくて、この道を進めなかった工業化以前の社会に今もいる、この24億人だったのです。 これは世界にとってとてもラッキーなことです。この人々は我々のようにやり直さなくてもいいのですから。 この人々がこれから、今より少し快適便利な文化的で持続可能な社会(21世紀的社会)を作っていけば世界の大部分はよくなっていくと思います。なにせ、この人々が世界のメジャーなのですから。

彼らが必要としているのは、燃料のいらない自然エネルギーを原資とした分散型発電装置。 太陽光発電や風力発電、水力発電、バイオマス。もちろんマイクロです。ここにこそ、日本が目指す、新しい21世紀型社会があるように思えます。見つけることができれば皆さんにもまたご報告したいと思います。

活動Photo Gallery

モンゴル非電化プロジェクト モンゴル非電化プロジェクト モンゴル非電化プロジェクト モンゴル非電化プロジェクト マーシャル諸島

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