Be Nextはエアコン・冷凍機の運転状況を感知しながら、適切なタイミングでコンプレッサーの稼動をコントロールし、エアコンの快適さや能力を維持したまま消費電力の削減とデマンドの低減を自動的に実現する画期的な省エネシステムです。
 ターゲットを「空調・冷凍機のコンプレッサー」に絞り、省エネによるデメリットをいかにして最小限に抑えるかを研究しました。また省電力効果を機器自体が記録し、容易に検証できるよう工夫し、設備に悪影響を与えないよう配慮して設計しました。そして出来る限りコストを抑えて導入しやすいよう努力し、
Be Nextが完成しました。

何にかかる電気代を削減するのか?

 空調機と冷凍機に使われる消費電力の約90%を占めるのがコンプレッサーの稼動にかかる消費電力です。それを より強く制御して削減します。しかもコンプレッサーの保護を最優先に配慮して設計されておりますので、空調機自体に悪影響を及ぼすことはありません。
どれくらいの省電力を実現できるのか?

 快適さを優先した場合と、省電力を重視した場合によって異なりますが、コンプレッサーの稼動にかかる電気代の10%〜30%を確実に削減することが可能です。(コンプレッサーだけを無理なく止める  -30分のうち3分〜9分- 省エネになる)また、電力会社との契約形態により使用料のみ下がる場合と、基本料金も合わせて下がる場合の2通りあります。 
コンプレッサー停止中はどうなるのか?

 Be Nextによる制御中はコンプレッサーを停止してもファンは回転し送風状態になります。したがって、制御中の数分間も室内の空気は循環していますので、多少の室温上昇は認められますが、対感情の変化はほとんどありません。(実測による室温上昇1℃以内)また、空調機の機能上、制御中に上昇した室温を下げるために要する時間は、コンプレッサーが停止していた時間より短時間で済みますので、この差が実質的な省エネの効果がある部分だといえます。

省電力効果を記録データとして保存できる?



 30分毎のデマンド値・電力量及び一日の省電力量などを最大495日間Be Next本体のフラッシュメモリーに保持しております。テキストファイル形式でのデータですので、パソコンでの作表・グラフ化が容易なことにより、確実な「みえる省エネ」が実現可能です。お客様の省エネ活動報告作成や、ISO14000取得支援、費用対効果の検証にも活用出来ます。
 具体的な設置及び制御方法は?

 空調機・冷凍機の室外機にBe Nextを一台ずつ設置、本体の制御回路に接続し、個々の使用目的・環境にあった制御率設定を行い、30分に一回もしくは二回コンプレッサーを無理なく停止させることでデマンド値及び使用電力の削減がはかれます。
(工事時間は30分〜1時間程度で、その間も建物全体の電力供給を停止する必要はありません。)

【エネルギーの有効活用】も是非ご覧下さい。